ペンチャン待ち、カンチャン待ちよりもリャンメン待ちのほうが良いというのは麻雀を覚える最初の頃に教わることですが、では、リャンメン待ちに優劣があることをご存知でしょうか。3面待ちとか完全形とかの話ではありません。もっとシンプルなリャンメン待ち自体の優劣についてです。

リャンメン待ちは6パターンあります。23,34、45、56、67,78です。この中での優劣を考えてみましょう。23を持っている14待ちの時、1が出やすい感覚は誰でも持っていると思います。同じく78と持っている69待ちは9が出やすいです。つまり23と78のリャンメン待ちは19が出やすい分、他のリャンメン待ちよりも優秀です。

34と67はどうでしょうか。25待ち、58待ちの2と8は少し出やすそうです。では45,56待ちはどうでしょう。36,47は出にくそうですね。

まとめてみると、23,78>34,67>45,56の順で出やすいことになります。これが優劣です。ちなみに23,78のリャンメンをAターツ、34,67のリャンメンをBターツ、45,56のリャンメンをCターツと呼びます。A>Cの順で優秀ということです。Aターツはリーチをかけても出やすいが、Cターツはなかなか出ない、みたいな理解で大丈夫です。

ここまでは出やすさの基準でしたが、ツモではどうでしょうか。端の牌は不要になりやすいので出やすいと言えますが、ツモの場合は枚数が同じであれば確率はどの待ちも同じ気がします。

ここで「枚数が同じであれば」というところに注目しましょう。麻雀牌の枚数はどの牌も4枚ずつです。そこから自分で使っている牌、河に捨てられている牌、他家が使っている牌を引いたのこりが山に残っている牌ということになります。この山に残っている枚数がツモれる可能性です。

しかし自分の使っている牌と河に捨てられている牌は見れば数えられますが、他家が使っている牌は見えないので数えられません。他家が使っている牌は「手牌読み」という技術がないとわからないのですが、それが出来ないとしても単純な話として「端の牌は不要な可能性が高いので高確率で捨てられる」という前提がありますから、河に捨てられていない19牌は誰も持っていない可能性が高いですし、34567牌は捨てられていなくても手牌に持たれている可能性が高そうです。

ここから、1が多く捨てられてなければ14待ちはツモりやすい、と言えます。もちろん1を暗刻や対子で持たれている可能性はありますが、それはどんな牌でも同じなので確率的には残っている可能性が高いので、ツモでも出上がりでもAターツは優秀なのです。

この考え方は、ピンフやタンヤオなど役があってリーチをかけなくても上がれる時にリーチを掛けるべきかどうか、6ブロックのメンツオーバーでリャンメンターツのどちらかを切らないと行けない時、タンピンドラドラ、中ドラ3など、ダマで満貫だがリーチをかけてツモればハネ満になる時など、いろいろな選択のときの根拠として使えますので覚えておきましょう。

ここに山読み、手牌読みが加わると最強となっていきますので、詳しく知りたい方はそれぞれを調べてみると良いでしょう。